IoT開発には長い開発期間がかかったり、費用が高かったり、様々な問題によってIoTの導入が進みにくいのが現状です。今回はIoT開発の課題解決につながるeForceの製品についてご紹介します。
既存資産の有効活用
eForceでは、ユーザーアプリケーションに応じて必要な技術要素を抽出し、顧客に必要なものを組み立てる提案をしています。
iot-mosとは?
iot-mos(アイモス)とは、eForceが長年蓄積してきた、組み込みシステムでの様々なデバイス制御や、ネットワークの技術やソフトウェアの資産を活用し、短期間で簡単にIoT製品の開発をサポートするプラットフォームです。
・ハードウェア、ソフトウェア、クラウドサービスまでをシームレスに提供
・様々なセンサーや通信方式など、利用シーンに合わせたカスタマイズ対応が可能
・試作(PoC)から量産まで対応が可能
・JavaScriptでWebエンジニアでも開発が出来る
・既存の機器を簡単IoT化
eForceがお手伝いできること
eForceでは豊富な開発経験とソフトウェア資産を生かして低コスト/短期間でのご提案が可能です。
iot-mosはセミオーダー型IoTプラットフォーム
iot-mosはEdge-Bridge-Cloudのフレームワークを利用し、お客様の課題に合わせてシステムを構築します。抽象度の高いフレームワークを使うことにより、柔軟なIoTシステム構築が安価に実現できます。
まずはコストを抑えてスモール&ファーストスタート
・安価な評価用ボードを使ったモックアップH/Wを開発(数台)
・試作/実験用のソフトウェアを開発
・期間おおよそ2〜3ヶ月
実験を行い最適化
・プロタイプH/Wの開発(数台〜数十台)
・プロタイプH/Wの実証実験
・実運用レベルのソフトウェア開発
コストを考えた量産化
・実製品の製造(数十台〜数千台)
いきなり投資を大きくするのではなく、小さい試作を作って実験をし、順調にいけば規模を大きくして実行。ある程度見通しがたった段階で大きな投資をして、大きなリスクを踏まずにビジネスを進められます。
プラットフォームの比較
【Raspberrypi】
最初に安くて動けるものを作ってみるが、量産にいくにはハードルがある
【iot-mos】
軽いスモールスタートができ、量産までできる
【original】
量産の時はコストメリットがあるが、新規開発の初期のイニシャルに対してはハードルが高い
eForceのIoT要素技術デモ
IoT要素技術デモでは、iot-mosを使ってeForceの技術要素としてどんなものがあるのか見ていただけます。
住宅に見立てた模型にいろんなデバイスが入っており、ブラウザ画面(クラウド側)とつなぎます。
監視→温湿度や照度などのセンサをクラウド側に上げていく
制御→照明器具のオンオフや空調の回転など、クラウド側からデバイスの制御をするiot-mosでJavaScriptを動かす
iot-mosでJavaScriptを動かす
iot-mosにはIoT.jsを乗せるパッケージもあります。IoT.jsとはJavaScriptのエンジンなどを用意したIoTのプログラミングに特化したフレームワークです
・多くのWeb開発者が利用するJavaScriptが利用できる
・HTTP、JSON、RESETのAPIが用意されており、Cloudとの親和性が高い
・共同期関数呼び出しとI/Oをサポート
・Script言語のため、プログラムをダイナミックに変更できる
・JTAGデバッガやコンパイラなどが不要
トイレ満空表示モニタ
iot-mos開発の中には、EnOceanというエナジーハーベストを利用したIoTのデモもあります。
トイレのマークをEnOceanを使ってクラウド側で表示するシステムとなっており、ボタンをクリックすることにより、その衝撃で発電をして通信ができる仕組み。
トイレのマーク表示デモは、トイレのドアノブにEnOceanのModuleをつけて、ロックの開閉をEnOceanで送り、クラウドのサーバー側で利用状況を見ることができるシステムです。
iot-mos PoCキット
弊社では、これまでご紹介してきたiot-mosのPoCキットを販売しています。
・iot-mosには温・湿度センサを標準装備
・UART(1ch)、I2C(1ch)、アナログ(4ch)のI/Fも用意
・¥70,000.-にて販売中(iot-mosと6ヶ月のクラウドアプリ利用料を含む)
ご希望のセンサーにつなげて試すことも可能です。
資料請求はこちらから
詳しい資料をご希望の方はiot-mosの専用サイトをご覧ください。