
ファームウェアとは、機器の内部に固定的に組み込まれるソフトウェアです。
ファームウェアとは
ファームウェアとは、機器の内部に固定的に組み込まれるソフトウェアです。ハードウェアのROMなどに組み込まれ、そのハードウェアを制御します。ソフトウェアの中でもハードウェアに近いため、「ファームウェア」(firm:硬い、固定の)と呼ばれています。
ファームウェアの有形性=無し
ファームウェアは、ソフトウェアの一種です。このため、ソフトウェアと同様に、無体物であり、有形性はありません。
ファームウェアの構築方法=プログラミング言語
ファームウェアは、ソフトウェアと同様にプログラミング言語で構成されています。
かつて、ファームウェアは、主にアセンブリ言語などの低級言語で開発されていました。しかし、CPUの高速化や記録媒体の大容量化・価格低下により、C言語などのより高級な言語が使用可能となりました。
ファームウェアの例「BIOS(読み方:バイオス)」
一般的なファームウェアとして、BIOS(読み方:バイオス)が知られています。
BIOSは「基本的な入出力システム」を意味する「Basic Input/Output System」の略です。名前の通り、起動時のOSの読み込みや、周辺機器に対する基本的な入出力制御を行います。
ポイント
- ファームウェアとは、機器の内部に固定的に組み込まれるソフトウェアのこと
- ファームウェアは無体物
- ファームウェアの構築方法はプログラミング言語
ハードウェア・ソフトウェア・ファームウェアの違い 比較一覧表
ハードウェア | ソフトウェア | ファームウェア | |
---|---|---|---|
概要 | システムを物理的に構成する要素の総称 | 何らかの処理を行うプログラム | ハードウェアを動かすために組み込まれたソフトウェア |
有形性 | 有 | 無 | 無 |
構築方法 | 電子材料 | プログラミング言語 | プログラミング言語 |
例 | 筐体 電源ユニット 基板 など |
OS アプリケーションソフト など |
BIOS など |
ハードウェアとは
ハードウェアとは、システムのうち、物理的な構成要素の総称。電子その他の材料で開発されており、有形・有体物。筐体や電源ユニット、基板などを指す。
ソフトウェアとは
ハードウェアに対し、物理的な実体を伴わない要素。プログラミング言語で開発されており、無形・無体物。OSやアプリケーションソフトなどを指す。