シリアル通信とパラレル通信の違い・メリットは何ですか?
シリアル通信とパラレル通信の違い・メリットは何でしょうか?
シリアル通信とパラレル通信の違いは、データを送信する信号線や回線の数です。信号線・回線が1本のものがシリアル通信、複数のものがパラレル通信です。

シリアル通信・パラレル通信とは

シリアル通信・パラレル通信は、どちらも通信方式の一つです。

シリアル通信とは

シリアル通信とは、通信方式の1つ。1本の信号線や回線を使い、データを1ビットずつ順番に送信する方式。

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パラレル通信とは

パラレル通信とは通信方式の1つ。複数の信号線や回線を使い、データを同時並列的に送信する方式。パラレル通信では、1クロックにつき、複数ビット送信できる。

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シリアル通信とパラレル通信の違い・メリット比較一覧表

シリアル通信 パラレル通信
信号線・回線の数 1本 複数本
配線の難易度 簡単 難しい
コスト
1クロックで送るデータ 1ビット 複数ビット

シリアル通信とパラレル通信の信号線・回線の数の違い

シリアル通信では、1本の信号線や回線を使ってデータを送信します。一方パラレル通信では、複数の信号線や回線を使ってデータを送信します。

従来のシリアル通信は、低速というデメリットがありました。そこで、1本の信号線ではなく複数の信号線を使うことで、高速な通信を目指しました。こうして誕生したのがパラレル通信です。

シリアル通信とパラレル通信の配線の難易度の違い

シリアル通信とパラレル通信では、必要な信号線の数が異なります。

すでに触れたとおり、シリアル通信では信号線・回線を1本、パラレル通信では、複数本使用します。このため、シリアル通信はパラレル通信よりも必要な信号線が少なく済みます。

結果、シリアル通信の方が配線が簡単になるというメリットがあります。

シリアル通信とパラレル通信のコストの違い

シリアル通信では信号線・回線を1本、パラレル通信では、複数本使用します。このため、シリアル通信はパラレル通信に比べ、回路数が少なくなります。結果、シリアル通信の方が低コストになります。

シリアル通信とパラレル通信の1クロックで送るデータの違い

シリアル通信では、一本の信号線を用いてデータを順番に送信しています。このため、シリアル通信は、1クロックにつき1ビットずつしか送信できません。

パラレル通信では、複数の信号線を用いてデータを同時並列的に送信しています。このため、パラレル通信は、1クロックにつき複数ビットのデータを送信できます。

シリアル通信とパラレル通信のメリット・デメリット

以上のとおり、シリアル通信とパラレル通信には、それぞれ次のメリット・デメリットがあります。

シリアル通信のメリット・デメリット

メリット :信号線が少ないため、低コストで簡単に配線できる。同期が簡単。
デメリット:(従来は)通信速度が遅い。1クロックにつき1ビットずつしか送信できない。

パラレル通信のメリット・デメリット

メリット :1クロックあたりの通信速度・通信量がシリアル通信に比べると早い・多い。
デメリット:信号線が多いため、高コストで配線が難しい。同期が難しい。

組込み業界で広く普及しているのはシリアル通信

現在の組込み業界では、シリアル通信のほうが広く普及しています。

本来、1クロックで複数のビットを同時に送信できるパラレル通信のほうが、シリアル通信よりも高速になります。

しかし、複数の信号線で通信が高速化すると、同期が難しくなるというデメリットがあります。

現在のシリアル通信は、技術の発達により、かつてより高速になり、速度のデメリットが少なくなっています。この結果、コストも低いため、同期が簡単なシリアル通信のほうが、組込み業界では普及しています。

ポイント
  • 現在のシリアル通信は、従来より高速かつコストも低い
  • 現在の組込み業界では、パラレル通信よりもシリアル通信の方が普及している